小泉花恋振り返り6:卒業カウントダウンシングル第2弾「運命のひと」
追記:公開当初から少し内容を変更しました
ラストシングルは、1月の中旬にリリースすることが決まったので予算を組んで、1月の下旬に信頼と実績のToo Takahashiさんに2曲のトラックの依頼。2月の中旬にはレコーディングをし、2月下旬に納品したので、超特急でシングル『運命のひと』を制作しました。
「運命のひと」の大枠の歌詞は1時間ちょっとで書けたのですが、あまりに王道すぎて全く引っ掛かりがない、どこかで聴いたことがありそうな歌詞になってしまったので、「何十億人」「何十年」「二度と」「一部」と数字を多用したり、「だ・い・す・き」をウィスパーにして耳をコチョコチョしたり、アイドル好きアイドルらしく「目が合って気になって 気づけば始まって」とアイドルとの出会いを盛り込んだりと、私なりにフックを作って盛り込んでみたつもりです。
トラックは王道のアイドルポップスに仕上がりました。1stトラックからホルンの音を追加したりBPMを上げたりして、「小泉花恋のアイドル活動=青春」を表現しました。ギターソロが入っているので、そこはギターのマイムを付けてもらっています。
「LAST DANCE」は、もともとラストライブのラストシーンを想定して作った曲です。構想は1年半くらい前からあって、今回作るにあたり「これまでの歌詞を全部盛り込んでみよう」と思いつきました。著作権に引っ掛からないギリギリで引用して盛り込むのはかなり大変で、歌詞を書くというより言語パズルを組み立てているような気分で取り組みました。歌詞もそうですし、曲調はエレクトロなので、「運命のひと」より「LAST DANCE」のほうが小泉花恋の集大成といえる曲です。
あまり歌詞を表現するのが得意な子ではなかったから、極力わかりやすい直球の歌詞を書いてきたのですが、LAST DANCEは切り貼りしていることもあって比較すると難解なので、このパートは何を意味しているのか、どの曲から引用してきたのかなど、曲の解説に時間を掛けました。
ラストシングルのジャケットデザインは、卒業しても音楽は残っていくことと、いなくなっても心の支えになっていってほしいという願いから、宗教画のような世界観を目指しました。ジャケットのイラストは漫画家の藍先生に依頼。『ミリオンドール』がアイドル業界の群像劇であること、小泉花恋とプライベートでも親交があることからお願いしました。素敵なイラストを描いていただき、最後にふさわしいジャケットになったと思います。
運命のひと
作編曲:Too Takahashi
作詞:アイザワアイ
青空 そよ風 爽やかな日曜
ねぇきみはどこでなにしてるの?
伝えたい言葉が
あふれて止まらない
だ・い・す・き だよ
泣きそうな日もくじけそな日も
頑張れたのはきみのおかげ
何十億人から
わたしを見つけてくれた
「奇跡」みたいな確率
何十年が経っても
忘れたくない
本当にありがとう
雨ふり 窓際 ちょいブルー土曜日
きみに無性に会いたくなる
笑わず聞いてね
ほんとにそう思うの
だ・い・す・き だよ
嬉しいときも幸せなときも
一番先に伝えたいの
何十億人から
わたしを選んでくれた
「特別」になる幸せ
二度とはない人生の
一部をくれた
大切なひと
目が合って気になって
気づけば始まって
ふたりの運命が交わっていた
何十億人から
わたしを見つけてくれた
「奇跡」みたいな確率
何十年が経っても
忘れたくない
本当にありがとう
LAST DANCE
作編曲:Too Takahashi
作詞:アイザワアイ
今日が終われば 別の道 歩んでく
遠ざかる影 伸びて離れ
今日という日が過去になっていく
透明な心 眩い景色 鼓動高め行こう
わたしだけのなにか探し
きっとね きっとね 恋に似た感情
だってね だってね ハート忙しい
ずっとね ずっとね 視線釘付け
やっぱね やっぱね 泣きそうよ
だって LAST DANCE
明日がくれば またひとり 戻るだけ
熱おびて 背中追い越し
今日という日を懐かしむのだろう
進む勇気 軽快な足音 籠の外の未来
わたしだけが見れるもの
まってね まってね
この瞬間(とき)だけは
えっとね えっとね
幻じゃない
もっとね もっとね
踊りたいの
そっとね そっとね
涙拭き
魅せる LAST DANCE
この先は疑問でいっぱい
でも前を見てく
時々は止まっていいよ
成長痛だって ADVANCE
いつかまた会えるとしたら
幸せと言って
この気持ち名前をつけて
成長中いまも ADVANCE
La La La La Lan Lan
La La La La Lan Lan
La La La La Lan Lan
焼き付けて これが LAST DANCE
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