小泉花恋4/30ソロ活動卒業発表によせて

ブログを始めたもう一つの理由が、3年半ほどプロデュースしている小泉花恋の卒業が決まったことでした。4月30日、平成最後の日を最後に小泉花恋はソロアイドルを卒業します。思うことは色々ありますが、ちゃんと小泉花恋について書ける場所がなかったので、しばらく連載みたいな形で下記のようなテーマの話をしていこうと思います。


・小泉花恋というアイドルのコンセプトと運営方針

・小泉花恋の楽曲制作

・小泉花恋に教えたこと

・小泉花恋の新曲について

・昨今のアイドル業界の動向と対策

・小泉花恋を守るためにやったこと

・これからアイドルプロデューサーになりたい人へ(私が新たに勉強したこと)


他に知りたいテーマなどあれば、個別に私のTwitterでもライブの物販でも話しかけてもらえれば採用させていただくかもしれません(わざわざ言うべきでないと思うことは言わないけど、最後だし、ファンの方が知ることで別れをより良いものにできそうな内容については沢山話したいと思ってる)。


下記コメントは小泉花恋のブログに掲載したものですが、どこかのタイミングでサイトは消えると思うので(まだいつ消すかは決めてないですが)、自分のコメントだけ自分のブログにも転載しておきます。


小泉花恋ソロ活動卒業について


プロデューサーの相沢あいです。


小泉花恋のプロデューサーとして動き出したのが小泉花恋17歳の夏。最初は「どこかグループに入るまでのつなぎでソロをやればいいよ」と提案して始めたはずが、気づけば小泉花恋は21歳の大人の女性になり、ソロアイドルとしてもそれなりの地位を獲得できたと思います。


私は何事も「始まったら、終わりに向かって走り続けるだけ」だと思っているので、いつ小泉花恋の活動が終わってもいいよう、この3年半、持てる力は全て出し尽くしてきたつもりです。アイドルとしての成長に併せ、そのとき最良だと思う選択をしてきました。うまくいくこともあれば、私の読みが外れたこともありますし、小泉花恋の実力が及ばなかったこともありましたが、悔しさや学びも含めて沢山の「経験」ができたと思っています。これは今後の人生で大きな糧になることは間違いありません。


外見も内面も真逆で女性同士。トラブルばかりかと思いきや、アイドルが好きでアイドルになった小泉花恋と、アイドルが好きでアイドルプロデューサーになった私の場合、「アイドル」という共通のビジョンが共有できました。これといった大きな問題もなく充実した3年半を過ごせたのは、自分たちの努力もそうですが、なんだかんだアイドルのお陰だと思っています。本当にアイドルは素晴らしい。


自分に自信がなくて意見を言えない内気な女の子は、アイドルとして活動を続けるなかで、自分を持った優しい大人の女性に成長したと思います。私においても、以前の芸能活動と制作で「この経験が将来なんの役に立つんだろう」と思っていたような点と点が、小泉花恋を指導していくなかで線となり形となり、過去の自分を肯定できました。そういった価値観が180度変わるようなことはなかなか起きません。小泉花恋を育成しながら自分も成長させてもらったと感じています。


小泉花恋にはいつも「いつ辞めてもいいし、おばあちゃんになるまでアイドルをやりたいなら、死ぬギリギリまで付き合うよ」と半ば本気で言っていたのですが、本人から「一度自分と向き合いたい」と申し出があったので、キリの良い平成最後の日を最終回の日に決めました。


私は小泉花恋のふぁんふぁん(ファンの総称)がすごく好きで、悲しませてしまうのがとても心苦しいのですが、遅かれ早かれその日は必ず来ます。彼らのためにプロデューサーの私ができることは、最高のフィナーレを見せること。さらに言えば遠い将来、小泉花恋のことを思い出したときに「あのときは楽しかったな」「世界のどこかでれんれんが頑張ってるから、自分も頑張ろう」とキラキラした思い出に変換するお手伝いをすることです。


そのために、配信ですが2月15日と3月下旬に卒業カウントダウンシングルを2か月連続リリースする準備を進めていますし、4月30日には最高の卒業ライブを計画しています。卒業の日に立ち会えない方のためには、沢山ライブを入れて会える機会を作りたいと思っています。ここまで読んでくださっている方はかなり小泉花恋が好きな方だと思うので、是非会いに来てほしいです。


手塩にかけて育てた子なので、今後アイドルを続けるにしても、就職するにしても、他の道に行くにしても、幸せであってほしいと願っています。自分の頭で考えて、自分で選んだ道なら、でこぼこ道でもその先には楽しいこと・嬉しいことが待っているはず!悩んだときは、未来の自分に後ろめたくないほうを選んで、「世界一HAPPYな女の子」になってください。


ライフワークだったアイドルプロデュース業がなくなるのは寂しいですが、なんだかんだ小泉花恋とは一緒にアイドルのライブを観に行ったり、遊びに行ったりする関係に戻りそうです(誘うとすぐ「行きます!」と言ってくれるところが結構好きです)。私は変わらず文筆と制作と喋りの仕事をしていますので、なにかあればHPからご依頼お待ちしています(笑)。


残り3か月、小泉花恋と共に全力で走り抜けるので、見守ったり一緒に走ってくれたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。